Tea Origins
紅茶の産地を訪ねる
紅茶が生まれた中国の桐木村、セイロン紅茶が始まったルーラコンデラ、 リプトンが自らの茶園を見渡したという丘、そして日本紅茶の礎となった静岡・丸子。 見学できる茶園や製茶工場、紅茶の歴史が動いた場所を12か国37か所ぶん集めました。
掲載について
編集部が1件ずつ公式サイト等で確認したものです。とはいえ見学の可否・開館時間・アクセスは変わります。訪ねる前に必ず現地の最新情報をご確認ください。座標が「おおよその位置」のものは、施設そのものではなく産地一帯を指しています。
中国4
鳳慶(滇紅の郷)
臨滄市鳳慶県おおよその位置1939年に生産が始まった雲南紅茶(滇紅)の中心地。金色の芽(ゴールデンチップ)が多く、甘い蜜のような香味を持つ。
祁門(キーマン紅茶の郷)
黄山市祁門県おおよその位置1875年に紅茶生産が始まった安徽省の産地。蘭の花に喩えられる「祁門香」で世界三大紅茶に数えられる。
桐木村(世界の紅茶発祥の地)
武夷山おおよその位置17世紀初頭、世界最初の紅茶とされる正山小種(ラプサンスーチョン)が生まれた村。松の煙で燻す製法が偶然から生まれたと伝わる。
武夷山(岩茶と紅茶の聖地)
武夷山おおよその位置世界複合遺産。岩茶(武夷岩茶)の産地であると同時に、紅茶の起源地・桐木村を擁する茶の聖地。
インド9
チャムラジ茶園(ニルギリ)
ニルギリ標高2,000m級のニルギリ高地にある茶園。フロストティーなど独自の季節銘柄で知られる。
ダージリン・ヒマラヤ鉄道 ダージリン駅
ダージリン1881年全通、世界遺産の「トイ・トレイン」。茶を平地へ運び出すために敷かれ、ダージリン紅茶を世界商品に押し上げた輸送路。
ハルマリ茶園
ディブルガルおおよその位置アッサムを代表する高品質CTC・オーソドックス茶園。国際的な品評会での受賞歴が多い。
ハッピーバレー茶園
ダージリン1854年開園、ダージリン市街から徒歩圏にある最古級の茶園。見学しやすく、ダージリン観光の定番となっている。
ニルギリ ハイフィールド・ティーファクトリー
クヌール南インド・ニルギリ(青い山)の製茶工場。見学可能で、爽やかな香味のニルギリ紅茶の製造工程を見られる。
カングラ茶産地(パランプル)
パランプルおおよその位置ヒマーチャル・プラデーシュ州の知られざる茶産地。19世紀に英国人が拓き、GI(地理的表示)に登録されている。
マノハリ茶園
ディブルガルおおよその位置ゴールデンチップスの希少茶がインド国内オークションで史上最高値を更新したことで知られるアッサムの茶園。
アッサム茶発見の地 サディヤ/ブラマプトラ河畔
サディヤおおよその位置1823年、ロバート・ブルースがこの一帯で現地シンポー族の飲む自生の茶樹を確認。中国種に依存しない紅茶生産の出発点となった。
トックライ茶業研究所
ジョルハットおおよその位置1911年設立、世界最古の茶業研究機関。アッサムの栽培・製茶技術の基礎はここで築かれた。
スリランカ9
ブルーフィールド茶園(ランボダ)
ランボダヌワラエリヤへ向かう街道沿いの茶園。摘み取りから製茶までを見学できる。
セイロン紅茶博物館(ハンタナ)
キャンディ旧ハンタナ茶工場を転用した博物館。ジェームズ・テイラーの遺品や初期の製茶機械を展示し、セイロンティー誕生の歴史を伝える。
ゲラガマ茶園(キャンディ)
キャンディ1903年設立のキャンディ地区の茶園。ミディアムグロウンの厚みある味わいを生む。
ハンドゥヌゴダ茶園(ヴァージンホワイトティー)
アハンガマ人の手が茶葉に触れない「ヴァージンホワイトティー」で知られる低地の茶園。ロータングロウンの珍しい産地。
ダムロ・ラブケリー ティーセンター(旧マックウッズ)
ヌワラエリヤ1841年創業のマックウッズ社が開いた茶園センターで、現在はダムロ社が運営。ヌワラエリヤ北西11km、A5号線沿いに広がる茶畑を眺めながら紅茶を味わえる。
リプトン・シート/ダンバテンヌ茶工場
ハプタレートーマス・リプトンが自らの茶園を見渡したと伝わる丘。麓のダンバテンヌ茶工場は1890年代の設立で、現在も稼働している。
ルーラコンデラ(セイロン紅茶発祥の地)
キャンディおおよその位置1867年、ジェームズ・テイラーがセイロン初の商業的茶園を開いた地。コーヒーさび病で壊滅した島の農業を紅茶が救った出発点。
ペドロ茶園(ヌワラエリヤ)
ヌワラエリヤ標高1,900m前後のハイグロウン産地を代表する茶園。工場見学ができ、繊細で香り高いヌワラエリヤ茶を産する。
ウバ産地(バンダーラウェラ)
バンダーラウェラおおよその位置世界三大紅茶のひとつ「ウバ」の産地。7〜9月の乾いた季節風が、メントール様の独特の芳香(ウバフレーバー)を生む。
台湾2
大溪老茶廠(台湾紅茶の近代化遺産)
桃園市大溪区1926年に日本統治下で建てられた製茶工場を復元した施設。台湾紅茶が英国王室に献上されたとも伝わる時代の設備が残り、台湾紅茶の近代史を今に伝える。
日月潭紅茶(魚池郷)
南投県魚池郷おおよその位置日本統治時代にアッサム種が移植された台湾紅茶の中心地。シナモンとミントを思わせる「紅玉(台茶18号)」を生む。
日本4
知覧(鹿児島の和紅茶)
南九州市おおよその位置日本有数の茶産地。べにふうきなど紅茶向け品種の栽培が広がり、和紅茶の主要産地となっている。
五ヶ瀬(宮崎の和紅茶)
五ヶ瀬町おおよその位置標高の高い山間地で、無農薬・釜炒りの和紅茶づくりが盛んな産地。
丸子紅茶(静岡・和紅茶の礎)
静岡市おおよその位置明治期に多田元吉が紅茶伝習所を開いた地。インドから製茶技術を持ち帰った多田は「日本紅茶の父」と呼ばれ、和紅茶の源流となった。
嬉野(和紅茶の産地)
嬉野市おおよその位置日本の茶発祥地のひとつで、近年は釜炒り製法を生かした和紅茶の産地としても知られる。
ネパール2
イラム茶園(ネパール)
イラムおおよその位置1863年開園とされるネパール最古の茶園。ダージリンと同じヒマラヤ山系にあり、近年「ヒマラヤン・ティー」として注目される。
ジュンチヤバリ茶園
ダンクタおおよその位置2000年開園。少量生産の手摘み高級茶で国際的評価を得た、ネパール新世代を象徴する茶園。
インドネシア1
マラバル茶園(西ジャワ)
パンガレンガンおおよその位置オランダ植民地時代に拓かれたジャワ島の高原茶園。ジャワティーは戦前、世界市場でセイロンと競った産地。
トルコ1
リゼ(トルコ紅茶の産地)
リゼおおよその位置黒海沿岸の急斜面に広がるトルコ最大の茶産地。トルコは世界有数の一人当たり紅茶消費国で、二段重ねのポット「チャイダンルック」で淹れる。
ジョージア1
ジョージア 茶産地(グリア地方)
オズルゲティおおよその位置19世紀末にロシア帝国が拓いた黒海沿岸の茶産地。ソ連時代は一大生産地で、近年は伝統農法の復興が進む。
ケニア2
ケリチョ(ケニア紅茶の中心地)
ケリチョおおよその位置赤道直下・標高2,000m級の高原に広がるケニア最大の茶産地。ケニアは世界最大級の紅茶輸出国であり、その大半がCTC製法。
キアンベツ ティーファーム
リムル1910年開園、ケニアで最初に商業的な茶栽培を行った農園のひとつ。現在も見学を受け入れている。
マラウイ1
サテムワ茶園
チョロおおよその位置1923年開園。アフリカで最初期に紅茶栽培が始まったマラウイを代表する家族経営の茶園。
ルワンダ1
ルワンダ ギソヴ茶園
ギソヴおおよその位置ニュングェの森に隣接する高地の茶園。近年評価が急上昇しているアフリカ産紅茶の代表格。
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